事故などで車体やバンパーなどに損傷が生じた車の修理を行うのが、車体整備士です。
事故車の外観を復元するだけではなく、新車と同様の安全性を再現するには、ボディ構造への深い知識と、車体修正の高度な技術が必要です。
自動車修理工場やカーディーラー、自動車メーカーなどが主な勤務先となります。
最近はボディのデザインもさまざまであり、将来的には新素材も開発されることが予想されるので、時代に応じた技術の修得も必要とされるでしょう。
「自動車車体整備士」は「自動車整備士」資格の一種です。
「自動車整備士」資格は、1級・2級・3級・特殊と区分され、特殊はさらに、「自動車タイヤ整備士」、「自動車電気装置整備士」、「自動車車体整備士」と分けられています。
「自動車車体整備士」試験の受験資格は、専門学校などで2級整備士の養成課程を修了した人、あるいは3級整備士資格取得後規定の実務経験を経た人です。
2級整備士の養成課程の修了者には、実技試験が免除されます。