世界最高水準にある日本の機械工学。現在の工業社会では、さまざまなテクノロジーを統合して、新たな機械・機器・装置が生み出されています。
自動車、ロボット、産業機械、建設機械、家電製品、OA機器、通信機器など、身の回りにあるさまざまなモノを作り出すのが、機械設計エンジニアの仕事です。
本のボールペンのフォルムや一個のチョコレートの形状を決めるのも、すべて機械設計エンジニアが設計し、作られた機械によるものです。
つまり、ありとあらゆるモノ作りを支えているのが、機械設計エンジニアということができるでしょう。
機械設計エンジニアになるには、工学系の大学や専門学校などで学ぶのが一般的です。
基盤となる機械工学を中心に、材料工学、電子工学、情報工学などの知識や技術を学びます。卒業後は、機械メーカーや家電メーカーなどに就職します。
機械設計エンジニアには、日進月歩で進化する工業技術を先取りする探究心と、さらに今後は、地球規模の環境問題への配慮も必要とされるでしょう。