航空整備士は、飛行機の航空の安全を守る、機体整備の専門家です。
巨大なジャンボ機には何万点もの部品とハイテク設備が装備されていますが、万が一、この一つにでも磨耗や故障があれば、大事故に発展する恐れがあります。
航空整備士は、こうした磨耗や故障に目を配り、飛行機を安全な状態に保てるよう、部品の点検や交換を行います。
ハードで責任の重い仕事ですが、その分やりがいの大きい仕事です。
航空整備士の国家資格には、一等航空整備士、二等航空整備士、一等航空運航整備士、二等航空運航整備士、航空工場整備士、の5種類があります。
資格取得のためには、基本的には航空会社に就職して、まず学科試験に合格し、さらに法で決められた期間(二等航空整備士は3年、二等航空運航整備士は2年以上)の整備経験後、実地試験に合格して初めて取得できます。
「国土交通大臣指定航空従事者養成施設」に指定されている航空専門学校では、実技試験免除で在学中に資格を取得することが可能です。