高層ビルや住宅をはじめ、学校、工場、劇場などの建築物を、発注者の希望や条件に応じて設計し、現場の工事管理を行うのが建築士の仕事です。
発注者の依頼を受け、建築物の用途、目的、規模、工期などを考慮しながら設計します。
機能性、美観、安全性などあらゆる点からの検討が必要で、依頼者と何度も打ち合わせをしながら仕事を進めます。
建築設計事務所、建築会社、官庁・役所などが主な勤務先です。官庁などへの就職は公務員試験合格が条件となります。
実績を積み、独立して設計事務所を開くことも可能です。
一定以上の建築物の設計・監理をするには、建築士の国家資格が必要です。
建築士の資格には1級、2級、木造の3種類があり、それぞれ設計や施工管理ができる範囲が決められています。
2級・木造建築士の受験資格は、専門学校の建築学科などでは卒業すると同時に得られ、専門学校の場合3年制の学科は3年、2年制の学科は4年の実務経験で1級建築士の受験資格が得られます。