作業療法士は、病気や施設でリハビリテーションを行います。
物理的手段を用いる理学療法士とは異なり、作業療法士は身体が不自由になった人や精神に障害のある人などに対し、病院や施設で工芸や手芸などの作業を行なわせて患者が自立した生活が営めるように指導する仕事です。
患者は老若男女を問わず、またその障害の度合いもさまざまです。個人個人に合った方法が必要です。
作業療法士になるには、大学や専門学校などの指定養成施設で3年(夜間部は4年)以上学び、国家試験に合格しなければなりません。
国家試験の合格率は例年90%以上と高く、国家試験よりもとにかく養成校への入学が難関といえます。
入試の科目数もかなり多いところが目立ちます。レベルも低くはありません。過去の問題を取り寄せるなどして早めの対策をねりましょう。
作業療法士の主な職場は総合病院、リハビリセンター、精神神経科病院、肢体不自由児施設、老人ホームなどです。