企業では、少なくとも年1回は決算が行われ、株式上場企業などの決算書類は、公認会計士の監査証明を受けることが義務づけられています。
つまり企業が作成する決算書類が正しいのかどうかを公正な立場で監査し、証明するのが公認会計士の仕事です。
そのほかにも、企業の決算や会計が正しく効率的に行われるよう指導したり、経営全般の相談に応じて、専門的な立場から助言を行います。
公認会計士には税理士の資格も与えられ、登録をすれば税務業務も行うことができます。
①公認会計士試験に合格すること。
②業務補助および実務従事の実務経験が2年間以上あること。
③実務補習を修了していること、の3点が公認会計士になるための条件。
公認会計士試験は、法改正により、平成18年から、従来の3段階5回から1段階2回(短答式、論文式)の試験へと簡素化され、なおかつ誰でも受験できるようになりました。
実務経験者などには一部試験の免除があります。なお②の実務経験は、公認会計士試験の合格前でもかまいません。