ホテル、結婚式場、パーティ会場、展示会、店舗ウインドゥなどでディスプレイされた花を見かけますが、こうした花のアレンジをし、飾りつけをするのが、フラワーデザイナーの仕事です。
日本には伝統芸術として生け花がありますが、フラワーデザインはヨーロッパを中心に発展したもので、趣が異なります。
オブジェを使って空間全体を演出する大規模なものから、コサージュやアクセサリーなどのデザインまで、扱う規模もまちまちで、花が使われるTPOを考えることが大切な、芸術的センスの必要な仕事といえます。
フラワーデザイナーになるためには、フラワーデザイナーを養成する専門学校や講座があるので、基礎を学んでおくと有利です。
多くの場合、卒業後は花屋の店員として数年修業を積み、それから独立という経路をたどります。そのため、接客能力とある程度の体力も必要になります。
リーランスとして、ホテルやデパートと専属契約を結び、ディスプレイを行っている人や、雑誌のファッションページを担当するなどして活躍している人もいます。