家庭犬のほとんどには、定期的なトリミングやグルーミング(毛の手入れだけではなく、皮膚や爪の手入れまでを含む)が必要となります。
専門職としてこれを行うのがトリマーです。
具体的には、ブラッシング、爪きり、耳掃除、シャンプー、リンス、乾燥、毛抜きというのが一般的な手順ですが、相手は口のきけない動物、想像以上に神経と体力を使う仕事です。
また、動物の健康管理や飼育方法などについて、飼い主にアドバイスする、カウンセラー的な要素も求められます。
トリマーを養成する学校を経て、ペットショップやペットサロン、動物病院などに就職するのが一般的です。
トリマー養成スクールでは、犬学、獣医学、繁殖学、社会学などの学科を学ぶとともに、様々な犬種や猫での実習を行い、実践力をつけます。
接客マナーや礼儀作法も大切です。
リマーには特に資格が必要とされているわけではありませんが、キャリアアップのためにも、JKC(ジャパン・ケネルクラブ)などのトリマー認定資格を取っておくと有利です。